無限ホンダオデッセイ
無限のもう一つの顔、「柔」を象徴する1台
4月にマイナーチェンジしたオデッセイ・アブソルート。ホンダ自慢の低床・低重心レイアウトで、「セダンに匹敵する走り」と評価は高い。そのオデッセイをベースにスポーツカーにも迫るドライビングプレジャーを提供したという無限仕様。無限のもう一つの顔を検証した。



■ ベースはODYSSEY Absolute(2.4 ?)
MUGEN HONDA ODESSEY
ベースが不良っぽいイメージのオデッセイ。無限は、このクルマにエアロパーツを装着してきた。フロントは、バンパー下部にかぶせるタイプのアンダースポイラーとスポーツグリル。両サイドにもサイドスポイラー。そしてリアもバンパー下部にかぶせるタイプのアンダースポイラーを装着。ともすれば、エアロパーツの装着により、かなりワルっぽいイメージなりがちだが、無限は絶妙なセンスで仕上げてきた。そして、室内の換気に効果が高いと評判のベンチレーテッドバイザーも装着している。車高は、サスペンションキットにより、25mmのローダウンだ。

無限ホンダオデッセイ
リアバンパーから覗くマフラーは、出口径100φの無限自慢のフルエキゾーストシステムだ。
一方、ブラックメタルコートが精悍なイメージのホイールは、
前後とも「MUGEN NR」
前後:18×7.5JJ+55
タイヤサイズは、
前後:225/45R18

■ S2000とは好対照な「柔」を象徴するクルマ
無限ホンダオデッセイ
さて、走りのミニバンを無限はどう味付けしたか?早速、試乗コースに向かう。第一印象は、乗り心地の良さである。非常に当たりの柔らかい好印象な乗り味だった。さらにサスペンションにストローク感があり、キャビンは常に安定している。そしていよいよ、ワインディング区間に入ると、俄然このクルマの得意領域が見えてきた。ほとんどスポーツセダンと言って良いほど、正確かつ安定したコーナリングを愉しむことができる。一般的にミニバンは、特に下りのタイトコーナーなどで重心の高さからくるロールが大きい。これがドライバーに不安感を与えるのだが、このクルマに限っては全く不安なくコーナリングできるので驚いた。
S2000とは対極に位置する無限オデッセイ。まさに「柔」の部分を象徴する仕上がりだ。
たとえミニバンといえども、走りを求める方にはピッタリのスペックだ。

無限ホンダオデッセイ
乗り心地がとても良いのに、ロールも少ないという摩訶不思議なサスペンションキット。
どちらかというとエンジンチューニングのイメージが先行する無限だが、このサスペンションの仕上がりこそ、無限のもう一つの顔を象徴している。

ただし、発売は9月下旬の予定だ。夏のボーナスでサスキットの購入を考えている方は、もう少し待った方が良さそうだ。