スバルレガシィB4 tuned by STI
まさに大人のためのスポーツセダン
今年5月に、ビッグマイナーチェンジを受けたレガシィ。その質の向上と走りの進化に対する評価は非常に高い。そして早くもSTIが、進化したレガシィをベースにスープアップしてきた。現段階では開発中とのことが、近未来のSTIバージョンへの期待が高まる。



SUBARU LEGACY B4 STI
■ベースはB4 2.0GT spec.B(6MT)
第一印象は、「シックだなぁ」の一言につきる。もちろん、ボディーカラーによるところも大きいが、高すぎず、低すぎず絶妙の車高バランスがいい。加えて、エアロパーツもごくごく控えめ。フロントのアンダースカートとリアのトランクスポイラーが装着されているのみだ。が、これらのパーツも各種実験からゼロリフトを狙い、高速時の安定性を向上させているという。一方、インテリアもSTIロゴ入りの本革シートを装着。全体をブラックで統一し外観同様シックな演出を狙っている。

スバル レガシィB4 STI
足元に目を移せば、前後にブレンボのキャリパーが奢られている。しかも、こちらもブラックに塗装され、あえて控えめにしているあたり、実に心憎い演出だ。

ホイールはSTIオリジナル。1本あたり3kgの軽量化だ。サイズは
前後:18×7.5J+55
タイヤは標準の「POTENZA RE050」をそのまま装着
前後:215/45R18

■上品な乗り味はまさに大人のスポーツセダン
SUBARU LEGACY B4 STI
サスペンションは、ビルシュタイン製専用ダンパーと専用コイルスプリングに変更され、車高は15mm下げられている。そしてリアにはピロボールリンクセットを装着。エンジンは基本的にノーマルでマフラーのみ交換。一見シンプルな内容だが、その走りは実に奥が深い。それだけ的を得たチューニングをしているということの証だ。
まず乗り心地だが、角の取れた当りの柔らかいシッカリとした印象。つまりフワフワ、ガチガチ、ドタバタではない。一方ワインディングでは、ストローク感のあるサスペンションの接地性は高く、ウネリのある路面でも安心してクルマに身を委ねてコーナリングできる。そのハンドリングは適度にシャープでリラックスして走りを楽しめるという上質なもの。

さて、今回のSTI仕様のレガシィ、かなり上質な乗り味で、まさに大人のスポーツセダンと呼ぶにふさわしい仕上がりといえる。今後のSTIの動向には、要注目だ。

スバルレガシィB4 STI
今回の試乗で印象的だったのが、リアのシッカリ感。その立役者が、どうやらこのピロボールリンクセットらしい。レガシィのリアサスは、マルチリンクでゴムブッシュの数が多い。そこで、ピロボールリンクを装着することで、サスペンションがさらにスムーズに動き、かつ剛性もあがる。結果的に乗り心地もよくなり、接地性も高まるというシロモノだ。