NISMO
ニスモはレースで培った技術、サービスを提供します
~十勝24時間参戦の目的~


MOTUL NISMO GT-R
ニスモは7月20日・21日に十勝インターナショナルスピードウェイで行われた「第15回 十勝24時間レース」に、影山正美、田中哲也、星野一樹の3名がドライブする「MOTUL NISMO GT-R」で参戦しました。

今回ニスモが日本最長の十勝24時間レースにGT-Rで参戦した目的は、近日発売を予定しているNISSAN GT-R用ニスモオプションと、ニスモとモチュールが共同開発を進めているオイルの耐久信頼性を過酷なレースの中で確認すること。目標は完走でした。

MOTUL NISMO GT-Rは助手席、リアシートやフロアカーペットなどレースに不要な装備を取り除き、ロールバーや消火器、安全燃料タンクといったレースの規則で決められている安全装備を装着しただけで、市販車に非常に近い仕様でした。タイヤもブリヂストン製の生産車用に近い溝付きの競技用を選択。その他エンジン、トランスアクスル、電子制御類、ブレーキ等の主要コンポーネンツは生産車のものを使用し、車両重量はレース車両としては非常に重い1640kgでした。

このGT-Rには、ニスモから発売予定のマフラーとロードホイールを装着して参戦しましたが、マフラーは公道走行の基準を満たしているため、静かに走るその姿は、極限まで軽量化を施しスリックタイヤを装着した他のレーシングカー達と比べて、異色の存在でした。

また今回は、商品開発を目的としたため、レース車両の製作からレース参戦まで、日ごろお客様の車をケアしているニスモ大森ファクトリーのスタッフが担当しました。

MOTUL NISMO GT-R MOTUL NISMO GT-R MOTUL NISMO GT-R
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レース前の練習走行で、MOTUL NISMO GT-Rは、市販車に近い仕様にもかかわらず全車中3番手のタイムをマークして周囲を驚かせ、潜在能力の高さをアピールしました。レースでも5番グリッドからスタートしていきなり2位に上がるなど、レースファンを沸かすエキサイティングな走りを披露。長い24時間レースの中では、ガソリン補給、タイヤ交換、ブレーキ交換といったルーティン作業の他、リアのドライブシャフトやハブのトラブルが発生して数回緊急ピットインすることがありましたが、メカニックは落ち着いて用意されていたスペア部品を交換し、ドライバーは指示されたペースで走行を続けました。そして、総合21位でチェッカーを受けることが出来ました。

MOTUL NISMO GT-Rは、レース前の練習走行で144周/733km、レースでは546周/2780kmを走り、合計3513kmを走破。車両に装着されたニスモのマフラー、ホイールにはレース中にもトラブルが発生せず、またコンペティションオイルも厳しい温度条件で走行したにもかかわらず劣化には問題がなく、それぞれ耐久信頼性を確認することが出来ました。ニスモは参戦目的である「完走」と「商品の耐久信頼性の確認」の両方を達成しました。

熊谷太郎監督
熊谷太郎監督のコメント
「目標としていたレース完走と2800km以上を走破ができて満足しています。レース中に発生したトラブルやピット作業は全て想定していたものなので、落ち着いて対応することができました。またドライバー3名が参戦の目的をしっかり理解して素晴らしい仕事をしてくれたことが、完走につながったと思います。今回は過酷な条件の下でデータ収集をすることができ、これを今後発売していく商品にフィードバックしていきます。」

影山正美選手
影山正美選手のコメント
「話を聞いた時にはこのように市販車に近いマシンで24時間レースを完走できるのか不安もありましたが、走ってみて我々自身がGT-Rのパフォーマンス、耐久信頼性の高さに驚きました。エンジン、トランスアクスルなどパワートレインの性能、操作感はスタートからゴールまで変化しませんでした。GT-Rオーナーの方には、安心してサーキット走行を楽しんで欲しいですね。」

十勝24時間レースの実戦の中で耐久信頼性が確認されたGT-R用ニスモオプションとコンペティションオイルは、間もなく発売されます。また、今回のレースで得られた技術やデータは、今後発売するさまざまなニスモ製品や大森ファクトリーでのサービスに反映し、お客様に提供してまいります。